ストレスによる下痢・軟便・腹痛などでお困りのあなたを応援する「美空堂」-漢方について

ストレス性の下痢でお悩みの皆さんへ

漢方について

天然由来の薬効のある植物性、動物性、鉱物性、菌類性の生薬を組み合わせることにより作られた漢方薬は、中国が発祥の治療法で、伝統と経験の集大成であります。


西洋医学では近代的な医療器械を用いて検査を行ったり、血液検査などの生化学的検査を行ったりし、様々な検査方法により病気を分析し、原因を調べ、治療方針をたてます。治療は病変部を取り除く手術や病変部に作用する薬を用いて治療します。病変部がなくなり検査結果に異常がなくなれば治療が終了となります。また今後の病気予防の為にお薬を服用し続けることになります。東洋医学では病気を病変部のみのものとせず、体全体のバランスが崩れた為に起こるものと考え、どのようにバランスが崩れたのかを調べ崩れた状態を元に戻すことが治療と考えます。また西洋医学による検査結果に異常がなくとも体に症状があれば治療の対照となります。

漢方では、病気は「内因(人間の7つの感情でそれぞれ「怒」「喜」「憂」「思」「悲」「恐」「驚」)」、「外因(環境の変化でそれぞれ「風」「暑」「湿」「燥」「寒」「火」)」、「不内外因(生活態度や過労や暴飲暴食など)」という病因と、持って生まれた体質(「素因」)が関わることで発症します。


また漢方には、カラダを作り、維持、活動させるものとして「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つの要素があります。また「五臓(ごぞう)」(「肝」「心」「脾」「肺」「腎」)と呼ばれる人の心身の働きを調整しているものがあり、それらがどのようにバランスを崩しているか判断することが大切です。

また体に起こっている病態を把握する為に「陰陽」「虚実」「寒熱」「表裏」という「4つの物差し」があります。病気の進行具合によって「太陽病」「少陽病」「陽明病」「太陰病」「少陰病」「厥陰病」という6つのステージ(「六病位」)があり患者様がどのような病態でどのように病気が進行しているのかを判断します。

どのようにバランスが崩れているのかを調べ治療しますが、同じ「風邪」でも人によってバランスの崩れ方や病気の進行具合、体質などが違うために漢方薬が違ってきます。また同一人物で様々な症状が表れても、同じバランスの崩れ方から生じたものであれば一つの漢方薬で治療します。

漢方薬は病気の原因や、体のバランスの崩れによってどのような状態になっているのかを総合的に判断をして選択をし飲んでいただきます。

下痢と漢方について

下利の漢方薬の種類

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半夏瀉心湯
みぞおちが痞える・押すと抵抗感や圧迫感がある 舌に白い苔のようなものが生えている お腹からゴロゴロと音がする 食欲がない 吐き気があり気持ち悪い 精神症状や神経過敏など

下痢は臭いがキツく、腹痛や胸のもやもやした感じが下痢ですることで楽になる場合があります。お腹がゴロゴロと音がすることが多いです。

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五苓散
喉が渇いて水を良く飲む 小便が出にくい 頭痛がある 汗が出ている 水を飲むと吐き出してしまう

喉が乾いて水を良く飲みますが水分代謝が上手くいかないため、下痢や汗、浮腫みといった症状が表れます。また水を飲むと大量に水分を吐き出すことがあります。吐き出すときはとても苦しまずに出せます。

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人参湯
食欲がない みぞおちが痞える・押すと抵抗感や圧迫感がある 下痢する 口の中に唾液がたまる 顔色が悪く手足が冷たい 尿の色が薄く回数が多い 寒がり

脾胃の虚証に寒証もあり水っぽい下痢が起こります。

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真武湯
水分の多い粘液便 フラっとするめまい 手足が冷える  寒がり 倦怠感がある 手足が重い 顏色が悪い

水毒の異常や新陳代謝の悪い方で下痢を起こされる方です。脾胃の虚証がありますが食欲の異常はひどくなく、食べると下痢を起こしてしまうので控えることがあります。全身の寒証が強い方です。

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桂枝加芍薬湯
お腹が張った感じ みぞおちの痛み おへその周りの痛み 下腹部の痛み おへそを挟んで腹直筋が2本縦に緊張している

脾胃の虚証、脾胃の気滞による下痢で水っぽい下痢ではなく泥状の粘液便で、下痢をしたあともまだすっきりしない感じが残っています。

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黄芩湯
みぞおちが痞える感じがある お腹が痛む 粘液便・泥状便 

心下の熱証による下痢で、下痢と伴に激しい腹痛を伴います。粘液便・泥状便で排便後もまだ便意が残ったスッキリしない感じが残っています。 

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桂枝人参湯
みぞおちが痞える・押すと抵抗感や圧迫感がある 食欲不振 下痢する 口の中に唾液がたまる 顔色が悪く手足が冷たい 尿の色が薄く回数が多い 寒がり 

脾胃の虚証に寒証もあり水っぽい下痢が起こります。人参湯よりも嘔吐や下痢が顕著に現れ、慢性の頭痛や動悸などがあります。


漢方の飲み方について

Q 漢方は続けて飲まないと効かないのですか?

A 急性の症状では即効性が見られることもあります。
風邪や胃痛、肩こりなど、急性の症状の初期であれば、即効性が見られ1服で治ることもあります。
一般的に漢方薬は体のバランスを整え、内側から良くし、不快な症状を改善します。症状や病気の程度にもよりますが、慢性の症状の場合は、すぐに効果は現れにくく、じっくりと効いていきます。体調の変化に気づくまでに1~2ヶ月くらいの期間を必要とすることがあります。

Q 今、病院にかかっているのですが、病院の薬と併用しても大丈夫ですか?

A 大丈夫ですが、薬剤師にご相談ください
  西洋薬と漢方薬はほとんどの場合一緒に飲んでも大丈夫です。互いに長所を生かし一緒に飲むことがあります。しかし注射薬であるインターフェロンというお薬と小柴胡湯とは併用が禁止されてます。お飲みになっている西洋薬により病気の把握にもつながりますので薬剤師にお知らせ下さい。

Q 生薬の煎じ薬だと、煎じるのは大変ではないですか?
煎じ方がわからないのですが?

A. エキス剤よりも生薬を直接煎じる煎じ薬のほうが効果は勝ります。
コーヒーを例にあげますと、コーヒーを飲みたい場合にインスタントコーヒーから飲む場合と豆からドリップしてコーヒーを飲む場合とあります。どちらもコーヒーを楽しむ事は出来ますがやはりドリップした方が香り、味が違うと思います。それと同じように漢方薬も生薬から煎じる場合には香りの成分や揮発成分(すぐに空気中に飛んでしまう成分)が多く含まれ、それが体に作用する場合、その揮発成分が飛んでしまわないうちに飲むことが大切です。エキス剤もその部分を考慮に入れ作られていますので効果もあり、手軽に持ち運びでき、服用を忘れることがなく飲むことが出来ます。
煎じ薬は昔、鍋・やかんで煎じていましたが、今では煎じるのに便利な器具があります。

 

Q 食前、食間に飲まないのダメなの? 
飲み忘れたときはどうしたらよいのですか?

A 食前、食間のほうがより良いです
  基本的には、食前や食間に飲むようになっております。漢方薬は、天然自然の生薬から作られたスープのようなもので、スープとして空腹時に飲んだ方が、食後に食べ物と混ざるよりも吸収がよく、体に対する反応も良いです。ですから、食前、食間などの空腹時に飲んだほうが良いのです。
ただし、飲み忘れてしまった場合には食後でも大丈夫ですのでお飲み下さい。忘れてしまいお薬を飲まないよりは1日の回数を守って飲むことが大切です。

Q. 漢方薬のエキス剤はお湯でといて飲む方がいいでしょうか?

A. 原則はお湯に溶かし温かいうちお飲み下さい。
エキス剤は本来の漢方薬である煎じ薬を飲みやすい形に変えたものです。ですので元の状態、つまりお湯で溶かして温かいまま飲むことが良いです。しかし飲みにくく感じる方には湯水で飲むことでも構いません。その場合も僅かな量の湯水ではなく湯のみ一杯分はお飲み下さい。どうしても飲めない場合はオブラートに包む方法でも良いでしょう。お湯で溶かして温かい状態が一番良いです。

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